[FreeBSD-users-jp 95826] ipfwとDNS
丸山直昌
maruyama @ ism.ac.jp
2016年 6月 30日 (木) 04:06:11 UTC
統計数理研究所の丸山です。
PC-BSD 10.x ではipfw がデフォルトでon になっているため、否応もなくipfw
のことを勉強せざるを得なくなったのですが、どうも私のアタマでは理解できな
い現象に遭遇したので、ここにお尋ねします。ipfw の設定によってDNSが引けな
くなってしまうのです。
/etc/ipfw.custom に
ipfw -q add 110 allow ip from 133.58.124.49 to any
のようなルールを入れて、ipfw を再起動します。
service ipfw restart
ただし、ここに 133.58.124.49 は default route に向かっているインターフェー
スです。
# netstat -rn |head
Routing tables
Internet:
Destination Gateway Flags Netif Expire
default 133.58.124.99 UGS bge0
127.0.0.1 link#3 UH lo0
133.58.15.0/24 link#2 U bge1
133.58.15.113 link#2 UHS lo0
133.58.124.0/24 link#1 U bge0
133.58.124.49 link#1 UHS lo0
という感じ。すると、あろうことか、 DNSが引けなくなってしまうのです。
# dig @dns-x.ism.ac.jp ism.ac.jp ns
dig: couldn't get address for 'dns-x.ism.ac.jp': failure
"deny" ではなく "allow" なのにパケットが受け取れなくなる、というのは
どうも私のアタマでは理解できません。お助けください。
なお、上記 allow が default route に向かっていないインターフェースのアド
レスの場合には、問題は起きません。 10.2, 10.3 ともに同じ症状です。
よろしく。
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丸山直昌@統計数理研究所
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