[FreeBSD-users-jp 96785] Re: freebsd-update -r 13.0-RELEASE upgrade

Katsuyuki Miyoshi katsu @ miyoshi.matsuyama.ehime.jp
2021年 4月 18日 (日) 07:37:19 UTC


 みよし です。

Katsuyuki Miyoshi <katsu @ miyoshi.matsuyama.ehime.jp> writes:
> 13.0-RELEASE へのアップデートに伴う問題というわけではなさそうですね。

と書きましたが気になったので

    FreeBSD-10.0-RELEASE-amd64-disc1.iso
    FreeBSD-11.2-RELEASE-amd64-disc1.iso
    FreeBSD-12.2-RELEASE-amd64-disc1.iso
    FreeBSD-13.0-RC5-amd64-disc1.iso

を使って VirtualBox に ZFS ブート環境でインストールして freebsd-update
で 13.0-RELEASE へのアップデートを試してみました。

 結果としてはいずれも問題なくアップデートできて、起動も再起動も特に問題無いようです。
すなわちそれぞれ最初にインストールした時に書き込まれたブート部で 13.0-RELEASE も
起動できているという事になります。

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 ちなみにそれぞれ 13.0-RELEASE にアップデートした後で zpool upgrade
だけ行ってブート部を更新しないまま起動すると、

    [10.0-RELEASE からのアップデート]
      ZFS: unsupported feature: com.delphix:hole_birth
      ZFS: unsupported feature: com.delphix:embedded_data
      gptzfsboot: No ZFS pools located, can't boot

      が表示されて起動不可
      
    [11.2-RELEASE からのアップデート]
      ZFS: out of temporary buffer space

      が表示されて起動不可

    [12.2-RELEASE からのアップデート]
      問題なく起動
      
    [13.0-RC5 からのアップデート]
      問題なく起動 (このケースでは 13.0-RELEASE にアップデートしても
      zpool upgrade される feature は無かったので、そもそも
      zpool upgrade はされていません)

という結果になりました。
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 以上、VirtualBox で少し試してみた範囲ですが、zpool upgrade してしまうと
確かに古いブート部のままではアクセスできなくなってしまうリスクがありますが、
一方で zpool upgrade する事がなければ、同じブート部で問題なくアクセスできて
ブートできているという事になっているように思えます。

 私としては中治さんの所で発生した事象が解決した部分より、そういう事態 (zpool upgrade
したわけでもないのにアクセスできない状態にされてしまった?) に陥ったのは何があったから
なのかという部分の方に興味がありますので、もし中治さんの方でもこういう事をやったから
発生したんだというポイントが分かっているようでしたら教えてください。

 よろしくお願いいたします。

-- 
 三好勝幸 (Katsuyuki Miyoshi)


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