[FreeBSD-users-jp 95922] Re: ELF interpreter /usr/libexec/ld-elf.so.1 not found

Tomoaki AOKI junchoon @ dec.sakura.ne.jp
2016年 8月 10日 (水) 12:24:49 UTC


青木@名古屋です。

On Wed, 10 Aug 2016 15:33:44 +0900
"kenji at kens.fm" <kenji at kens.fm> wrote:

> ありがとうございます
> 
> > このバイナリは提供を受けた時点でFreeBSD用だと分かっているもの
> > ですか?
> 
> 契約時にこちらの環境はFreeBSDと書類に書いたようです
> 2001年04月の事です。
> 提供されたものがLinux用かどうかは気に掛けなかったのですが
> 今までに linux_enable="YES" で動かした事は無いです。
> 
> brandelf -t Linux ./furuiproguramu
> brandelf -t FreeBSD ./furuiproguramu
> brandelf -f Linux ./furuiproguramu
> brandelf -f FreeBSD ./furuiproguramu
> 既に試してました、状況変わらずで元に戻してます。

あらら、残念でした。 下記Wikipedia(英語版)ページ[1]でも

 It is often set to 0 regardless of the target platform.

と書かれており、かなり以前、何らかのLinuxバイナリだったかハードウェア
ベンダ提供のFreeBSDバイナリだったかを動かそうとしたときにハマった記憶も
あったので、とりあえず疑ってみたのですが。

 [1] https://en.wikipedia.org/wiki/Executable_and_Linkable_Format

念の為確認ですが、brandelf -t Linuxした状態のバイナリを実行する際は
linux_enable="YES"(かつlinux.koをロード済)で試していますよね?


> > 10.2でも同様のようですので、何故10.2p18では動いていたかというのが謎
> 
> 10.1の時の頃、
> 今まで9.3R(i386)で使用していたのを新しい機種で10.1R(amd64)に替えた時も
> 動か無かったのですが試行錯誤していたらすぐに、10.2Rがリリースされた事で
> 解決してました。
> 
> 10.2Rはリリース時からp20までいつもOKです

これまでの状況からすると、全く不思議です...。


> > 一方、i386版ではそうなっていないので、GENERICカーネルには入らない
> > もののsvr4.koをkldloadしてあげれば使える望みはあるかと。
> 
> 10.3R(i386)は既に試してありますが、なにも手を加えずとも動作します。

となると、取引先から10.3(amd64)対応の更新版バイナリを入手できない
場合、無駄を覚悟でi386環境を用意しておく(仮想環境で用意し、ssh接続
なり共有[smbfsでもnfsでも]なりでデータのやり取りを行うのも含む)のが
第一選択でしょうか。


> どうやら、これだけ古いバイナリが動く10.2Rがおかしい状態であって
> 本来は捨ててしまうべきバイナリなのかもしれませんね。
> 取引先に新しいバージョンを作ってもらうようにお願いしてみます。

可能なら、それがベストかと。 現状の環境(amd64版の10.3-RELEASEを
freebsd-update でバイナリ更新していく計画、等)をきちんと伝え、
できればメジャーバージョンを移行する条件(次の*.0リリースが出たら
移行,*.0は恐いので*.1で移行,使用中のブランチがEOLになったらその
時点の最新リリースブランチに移行、等)も伝えておくと、先方が継続的に
対応して下さる意思をお持ちの場合、計画を立て易いかと。


> もう少し実験してみようと subversion を入れてみました
> stable/10 でどの時点まで動いていたか確かめてみようかと
> 思います。(わかっても意味が無いかも知れませんが)

どのレビジョンを境に壊れたかが分かれば、直せる開発者が出てくるかも
しれませんので、望みは薄くとも可能性を繋ぐ意味はあるかと。

ただ、日頃のソース更新や問題の出るリビジョンを特定するためのbi-sectを
行う程度の使い方であれば、10.*なら標準でsubversionのサブセットである
svnliteが入っていますので、これが使えます。 ブランチを跨いでの
ソース更新も可能ですので、フルセットのsubversionにしかないプラグイン
等の機能が別件で必要という事情が無ければ充分実用的と思います。

 ※FreeBSD開発者がFreeBSDの開発やコミットを行うために必要な最低限
  の機能に絞り、依存物を極力減らしてあるものだったかと思います。
  基本的に、subversionの場合のsvnをsvnliteに読み替えれば、上記
  用途程度の範囲ならインターネット上のコマンドライン版subversionの
  情報もそのまま通用します。


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